理事長あいさつ

第56代理事長 立花善孝

石巻青年会議所ホームページをご覧いただきましてありがとうございます。

(一社)石巻青年会議所(以下石巻JC)は20歳から40歳までの青年経済人が所属しており、地域の人づくり・まちづくりに取り組んでいる団体です。主な活動内容は月に一度例会の開催、サン・ファン祭り、石巻川開き祭り、北上川フェアなどの祭り事業、住民を対象にした公開の講演会を開催しております。各事業を通じて住民の意識を地域に向け、私たちの住み暮らす地域がより良い地域となる為に活動しています。また事業構築や委員会運営を通して会員の人材育成に積極的に取り組んでいる団体です。

青年会議所は「明るい豊かな社会の実現」を目指し、全国に692団体(LOM)存在し、会員数は約30000人所属しており、日本だけでなく世界的な組織です。現在石巻JCでは71名の会員がおり、女性の会員も多く在籍しています。様々な職業の方が在籍し、40歳までという制限があり、役職は単年度制で多くの成長の機会があります。会議体として会議に重きを置き、限られた時間の中で行う会議において準備や段取りの重要性を学び、時間の使い方が上手になったり、相手に自分の考えをしっかりと伝えられるようになります。また現役の会員だけでなくOB会員との関わりも増え、地域の経営者の方々と接する機会が増え、人とのつながりが広がります。

地域のみらいについて熱い議論を交わしながら事業を構築し、それが地域の課題解決となり、地域貢献に繋がります。自分たちの力で新たな時代を築く為、精力的に活動して参ります。

一般社団法人石巻青年会議所 2020年度 理事長所信

【2020年度スローガン】
ひかり輝く地域(まち)へ
~青年が創る地域のみらい~

<はじめに>
一般社団法人石巻青年会議所(以下石巻JC)は、高度経済成長期の1964年6月23日に、62名の志を同じくする青年が集い全国で291番目の青年会議所として創立されました。これまでの55年間を率先して行動し、地域を牽引してこられた先輩諸兄に敬意を表するとともに、私たち石巻JCの礎を築いていただいたことに感謝いたします。56年目を迎える本年、これまで先輩方が紡いできた歴史と伝統のもと「明るい豊かな社会の実現」を目指し、石巻圏域への愛情と愛着をこれからの子どもたち、そして地域に住まう人びとへ、繋いでいかなければなりません。私たちの運動にご理解とご協力を頂いている多くの団体、行政の皆様とともに、地域の更なる活性化と発展を目指し、明るいみらいを創り上げていく必要があります。世界人口が増加している一方、わが国では人口減少の問題が顕著であり、少子化・高齢化・人口の流出入による地域間格差は広がりを見せています。この先、石巻圏域の人口は四半世紀の間に60%ほどになり、労働人口は半分になることが推測されており、国家としても子育て支援や各種補助金などの対策が実施されています。しかしながら、これからの地域を活性化させるにはその地域の独自性や地域に適した対策を構築していく必要があります。また、全国的な問題点に加え、地域の問題点を踏まえ解決策を見いだしていかなければ、この先地域のみらいを創ることは容易ではありません。我々の地域を再度見つめ直し、都市部とはまた違った強みや魅力を考え、地域の問題解決に向けて能動的に行動することが必要です。2015年に国連サミットの中で定められた国際社会共通の目標であるSDGsがあります。SDGsは、2030年までの長期的な開発の指針として17の目標と、169の具体的目標で構成され、地球上の誰一人として取り残さないことを誓っています。2018年に我々の活動地域である東松島市が、SDGs未来都市として認定され、石巻市も認定獲得に向けた取り組みを始めています。また女川町では復興復旧の先を見据えたまちづくりを行っており、圏域では震災復興を経て新たなまちづくりが始まろうとしています。このように、住み暮らす地域がこれからのみらいを見据え変化の兆しを見せる中、責任世代である我々青年が、率先して行動するという意思のもと地域住民が誇れる地域へと発展させていくことが必要です。これまでの歴史と伝統をもとに、時代の変化に合わせた創意工夫を凝らしながら、これからの地域を創っていきます。
地域の魅力は「人」であり、地域を想う「ひとづくり」を行うことで、魅力的な「まちづくり」が促進され、そこに住まう人びとが地域への誇りを持つことに繋がると確信しております。地域を担う青年世代として、積極的に行動していきましょう。

<活気溢れるLOMの創造>
 石巻JCがこれまで55年の長きに亘り活動してこられたのは、先輩諸兄が石巻JCという団体を地域に対する愛着をもって地域住民とともに牽引され、行政や諸団体との間に信頼を構築してきたからです。近年多くの新しい会員を迎える中、在籍年数の短い会員も増え、これまで以上に組織の歴史や仕組みを学び、伝えていかなければなりません。組織として、創始の精神である「青年会議所は、行動する団体である」という志と覚悟をもち、時代とともに変化するニーズの分析に基づくまちづくり運動を構築し、事業展開を行ってまいります。また、毎月開催される例会では、会員全体の資質向上、親睦交流を図る事業を開催することで、青年会議所の理念である「明るい豊かな社会の実現」に向けて一人ひとりの意識を高め合い、自己研鑽を図ります。そして、単年度制と定年制というJCの特徴から、限られた時間の中での運動や活動だとメンバーが認識し行動することは、一人ひとりの資質向上を促し、人とひと、人と地域、地域と地域を結びつけ圏域を輝くみらいへと導けるものと考えます。また、規律ある組織の運営は、石巻JCに所属する会員の志をさらに高め、我々の運動発信が創始の精神のもとで時代の変化に合わせたものを創り上げます。近年、「JCしか無かった時代」から、「JCもある時代へ」と言われるようになりました。歴史と伝統を認識し、志を同じくした会員が、運動をしっかり発信することで、明るい豊かな地域が創り上げられると確信しています。

<会員の拡大と資質向上>
JCの基本活動でもある会員拡大は、組織の根源を司る継続活動です。JCは、年齢、役職、様々な業種の会社など環境が異なる会員が集まり地域を牽引するリーダーを育成しています。まちづくりや自己成長を思う者が、一人でも多く集まれば、様々な考え方が生まれ、私たちが推進する運動をより力強く発信することができます。40歳までの定年制を設けている組織として、常に会員の拡大を行っていかなければ減少の一途を辿るため、常に新しい力が必要です。一人でも多くの力を集結させることで、我々の運動をより力強く、継続的に地域へと推進することができ、組織は更なる輝きを増すはずです。青年会議所はまちづくりを考え行動する団体であるとともに、人の成長に重きを置いています。また、事業をメンバーとともに考え構築し、率先して参加する意識を持ち、行動することの大切さを学ぶことで、地域を率先して牽引するリーダーを育成します。そして、メンバーは一人ひとりが組織を担う人材であるとともに地域を担う人材であり、社会人としての資質向上を図ることは、自己成長を促し、組織の資質向上へも繋がります。人がひとで磨かれる団体であるために、一人ひとりが会員拡大の意識を持ち、新たな人材発掘の可能性を考え実行し、全体活動として拡大運動を行います。

<活気溢れる祭りの創造>
 祭りは、先人たちの偉業を称えるとともに、感謝の意を表す場です。そして、地域住民や県内外から参加していただく方々に、歴史や文化を発信し、さらには地域住民が郷土の誇りを醸成する貴重な機会です。石巻圏域最大の祭りである石巻川開き祭りにおいて、石巻JCは創立当初より地域に活力を与える機会として継続的に関わってきました。2006年からは、縄張神社奉納大縄引き大会を開催し、本年は13回目を迎えます。近年、震災の復旧工事による規模の縮小化や、圏域全体を巻き込めていない現状などが顕在化してきています。本年も多くの企業や各種団体との連携を強め、祭り参加者とともに、石巻川開き祭りの歴史と活力を伝える場を構築します。また、先輩諸兄が立ち上げ、市民とともに創り上げてきた祭りに、サン・ファン祭りがあります。近年、サン・ファン・バウティスタ号の老朽化に伴い、乗船や観覧ができない状況の中、本年で27回目を迎えるサン・ファン祭りは、先人たちの歴史的偉業を発信しこれまで長きに亘り祭りを繋げてきました。これまで築き上げた祭りの歴史を振り返り、文化継承の重要性を受け止め、関係諸団体と議論し、みらいに繋げられる祭りを創り上げます。この2つの祭り事業は、地域の歴史や文化を象徴する祭りとして、地域住民の郷土愛を育みます。祭り事業を行う上で、準備段階から運営まで行政や各種団体、学生や市民とともに作り上げて行くことは、市民先導型のまちづくり意識の向上を促すと考えます。また、祭り事業を通し石巻圏域の住民が地域の祭りに当事者意識を持てるようになるには、地域に活気をもたらす事業構築と率先して笑顔と活気溢れる活動を行うことが必要であり、その過程において市民一人ひとりを巻き込むことで、地域の祭りがより市民一体型の祭りになると考えます。本年も関係諸団体との連携を図り、祭り参加者が笑顔と活気に溢れる祭りを創り上げます。

<地域(まち)の魅力の創出>
 近年、全国各地で地方活性化に向け様々な取り組みが行われています。石巻圏域には山、川、海があり多くの自然の恵に溢れる地域である一方、全国には類似する地域もあり、この地域ならではの特徴を捉えたものを的確に発信していかなければ、魅力が埋もれてしまう現状があります。人口減少による地方衰退が叫ばれている中、我々が率先して行動し地域に誇りが持てる市民へと意識を変えて行くことが必要です。さらに、対外に向けて発信する意識を芽生えさせることが、地域の交流人口を増やすきっかけになり、地域経済を発展させる力になると考えます。東北地方の宮城県にある石巻圏域ならではの文化や風土を再確認し、この地域の特色や魅力を引き出すことが、強い地域力を創り上げるために必要です。2005年度から石巻JCは「地域のたから」を起こす事業を展開しており、時代に合わせ伝える手法を変え地域の魅力を新たなかたちで創出してきました。この地域を持続的に発展させるために、青年世代である我々の視点から原石となる地域資源を目利きし学び、創意工夫を加え磨き上げ発信することで、地域の魅力を導き出し地域住民が「地域のたから」であると誇れるものを構築します。そして、これからの地域活性化へ向けこれまで同様、地域住民に力強く地域の魅力を伝播していきます。

<青少年事業の創造>
 石巻圏域内では少子化のみならず、震災の影響により地区間の人口格差が顕著になるなど、様々な問題があります。震災直後は、多くの支援団体による、新たな子どもたちの活動の場の提供や事業が行われてきました。近年はその数も減り圏域のみらいのためには、子どもたちに地域に愛着を持って貰い、故郷を誇れるものにしていかなければなりません。これまである地域資源はもとより文化や産業を見つめ直し、子どもたちにこの地域特有の魅力を学び理解してもらうことは、この先の地域を担う青年を育てみらいの青年たちが地域愛を抱く大事な要素となります。また、自分たちの住み暮らす地域の魅力を学び体験することは、大人へと成長した後も記憶に残り他の地域へ出て生活していても、故郷を思い愛する気持ちを持った帰属意識へと導き地域のみらいの発展へと繋がります。自分たちが暮らす地域の良さや魅力を子どもたちが自らで考え見つけ成長することは、これからの地域を担う青年へと導くものとなり、新たな地域を創り上げる人材の育成であると考えます。我々責任世代が地域のみらいのために、子どもたちへ新たな経験や知識を学ぶ場を構築し、継続的な地域の発展に繋げる事業を構築します。

<組織の繋がりと新たな経験>
日本青年会議所では国内に694の青年会議所、約35,000名の同じ志を持ったメンバーがいます。さらに全国10地区に存在する地区協議会、47都道府県のブロック協議会があり、各地の青年会議所より出向した仲間により運営されており、平等に出向の機会があります。私も宮城ブロック協議会に出向させていただく機会があり、多くの経験と、沢山の同志との繋がりを持つことができました。出向は、自分自身の成長の機会でもあり、LOM全体の成長へと繋がります。また、年間を通して開催される各種大会では、セミナーなど学ぶ機会が多く用意されています。さらに本年は、宮城ブロック大会が50回を迎え、主管を公益社団法人仙台青年会議所が務められ、志を同じくする県内LOMであると同時に、石巻JCのスポンサーJCでもあり、感謝の気持ちを持って参加していく必要があります。多くの機会を活かし、様々な視点や学びを率先して掴み、新たな価値観と可能性を見出して行きましょう。

<新たな組織として>
 石巻JCは、2014年4月より一般社団法人を有する組織へと移行しました。近年、継続的な公益事業目的実施の制約や会員サービスの低下といった問題が懸念される中、これまで同様に多種多様な運動を展開し、会員の資質向上を促すために、昨年度公益社団法人の取得を目指す方向性を改め一般社団法人格の継続が決議されました。本年度もこれまでの歴史と公的な団体として会計の適正運用に努め、健全で開かれた会務の運営に努めます。また、近年は様々な情報媒体があり多種多様なものが乱立する中、石巻JCの運動を広く展開していくために、組織広報の顔であるWEBサイトの更新、また地域の各所に設置配布する広報誌、迅速な情報発信を担うSNSを活用し、組織の理解を深める広報活動を推進します。そして、昨年の55周年にて締結された、一般社団法人ひたちなか青年会議所と公益社団法人桐生青年会議所との防災協定は、有事の際の連携はもとより姉妹・友好JCの名のもとに、各種大会等で交流を深め継続的な連携を構築してまいります。

<結びに>
私は、2016年に入会しました。帰郷してから10年が経ち震災後、会社の復旧復興のめどが立ち始めたころに、父がOBだったこともあり親孝行のつもりで入会致しました。幼いころから青年会議所の青少年事業などに参加し、青年会議所の存在は知ってはいましたが、震災時に会社がJCの物資拠点となり全国から多くの支援が集まり迅速な対応をするメンバーやOBの活動を目の当たりにし、組織力の強さを実感致しました。会議に重きを置き圏域のまちづくり事業を構築していくことは、様々な場面で初動の速さや、目的までの道筋の明確化が養われます。多くの機会を与えられる団体で、多くの経験を積むことは今後の様々な場面で決断をする際の一助になります。私も、毎年新たな経験と多くのご指導を頂き仕事では得られないものを学ばせて頂きました。また、その機会を得る時間を作って頂いている社員、両親、家族、そして子どもたちに感謝の気持ちを忘れてはいけません。限られた時間を無駄にすることなく、感謝を伝えるべき人たちへ、この先もこの地域に暮らせる喜びを持っていただくことが、まちづくりで何より大切だと考えます。一人ひとりの想いを大きな一つのかたちとし、地域を牽引する青年として活動していきます。

石巻圏域のひかり輝くみらいの実現にむけて、率先して行動していきましょう。

<基本方針>
1. 積極的な会員の拡大
2. 活気溢れる祭り事業の創造
3. 故郷の魅力を創出する事業の推進
4. 会員の資質向上に繋がる例会・セミナーの開催
5. 地域のみらいに繋がる青少年事業の推進
6. 効果的な広報活動と発信・情報公開
7. 会員相互の情報共有と親睦交流

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